成り済ましで日本人パスポート取得 容疑の中国人ら5人逮捕/浦和署 埼玉新聞1月9日(水)23時44分 中国人の男女が偽造したクレジットカードで商品を購入していた事件で、県警国際捜査課と浦和署は9日までに、有印私文書偽造・同行使、旅券法違反容疑で、いずれもさいたま市岩槻区太田1丁目、中国籍で無職、陳振宇(35)、王蓮(48)=いずれも詐欺罪で公判中=の2容疑者を再逮捕、建築作業員の日本人男3人を逮捕した。 逮捕された3人は、所沢市北秋津、吉田琢麿容疑者(40)、同市元町、中本功容疑者(58)、さいたま市岩槻区本丸1丁目、福井誠二容疑者(40)。 逮捕容疑は2011年6月と12年5月、川越と春日部市内の県パスポートセンターで、陳容疑者がそれぞれ吉田容疑者と福井容疑者に成り済まし、自分の顔写真と両容疑者の戸籍謄本を提出、不正にパスポートを取得した疑い。 同課によると、昨年9月に偽造クレジットカードで商品を購入していた容疑で逮捕された陳、王容疑者の渡航履歴などを捜査していたところ、王容疑者が吉田、福井両容疑者名義のパスポートで日本と中国を行き来していたことが判明した。 中本容疑者は陳容疑者に吉田容疑者を紹介し、名義貸しの謝礼として、王容疑者は吉田、中本容疑者に計20万円、福井容疑者に15万円支払っていた。 福井容疑者は「戸籍謄本を渡しただけ」と容疑を否認、残りの4人は容疑を認めているという。