準備用品の注意
品名に○印があるものは園から指定がある場合があります。各幼稚園の指示に従ってください。 園指定用品には、制服や体操服など指定販売店でのみ販売されるものと、種類や形状の指定はあるものの、メーカーの指定まではなく各自で自由に購入するものがあります。 袋類は幼稚園によって細かくサイズが指定されています。入園説明会を待たずに準備を始めるのはNG。 ただし、園によっては「細かいサイズ」も目安程度というところもあるので、先輩ママの情報を確認しよう。(先輩ママとのお付き合いがない場合は、幼稚園で確認です。) 袋ものは直線縫いが多いけど、袋口の始末など意外と時間がかかるものもあります。説明会がすめば、即準備を開始しよう。 「持ち物には必ず名前とマークをつけること」といわれることが多いようです。子どもはまだ自分の名前が読めないため、「Myマーク」が必要というのがその理由です。 手作りの袋ものなどには「手作りで「アップリケ」や「刺繍」で「自分の物とわかる印」をつけてください」といわれることが多いようです。もちろん、アイロンでペタっと貼るアップリケは便利。 スモックや体操服の背中に名前のアップリケをつけておくと、目立つこと間違いなし!大勢のなかでも我が子がどこにいるのかわかりやすい。 手作りはニガテという人は、引き受けてくれる友だちやばあばさんがいればラッキー!「布を買うと作ってくれる」というサービスがある手芸店もあります(もちろん有料)。手作りキットもありますが、結構高いし結構手間もかかります。「お下がりくださ~い」コールを考えている人へ。人によって大切にしているものは違います。もう使うことのない園服や帽子も、想い出として残しておきたい人もいます。一度声をかけてあまりイイ返事がもらえなかったら、引き下がるほうが懸命。【戻る】通園用品通園用品(洋服・カバン) 品名コメント ○制服(上)冬服のみが多い。3年保育では途中で買い換えが必要に。 ○制服(シャツ)冬用(長袖)夏用(半袖)の2種類。汚すことが多いので、洗い替えは数枚必要。乾きやすい生地が多い。 ○制服(下)冬用・夏用の2種類。冬用のみのところも。男の子は半ズボンで女の子は吊スカートかジャンスカが多い。洗い替えがあると安心。スカートは丈の調節で3年着れることも。 ○制帽冬はフェルト系、夏は麦わらが多い。髪を結ぶ子は、少し大きめのサイズを用意。夏用も大きめが涼しいかも。 通園服(制服のない園)「汚れても破れてもOK!」「着脱が簡単!(ボタンがない)」「洗濯に丈夫!」の3点が基本。黒系の上下が1枚あれば、絵の具にどろんこ何でもOK。 通園ぐつひも付きは×。靴のサイズを調整したいときは、マジックテープ付きが便利だが、ホントはスリッポンがベスト。 ○園章園の指定位置につける。ないところもあり。 ○名札入園式当日に配布。 ○通園バッグ肩かけタイプのバッグ。軽くて防水がしっかりしているもの。 絵本袋(便利袋)子どもは引きずることが多く、破れやすい。底・角の部分に補強を。キルティングや厚手のデニム地が丈夫でいい。通園用品(季節や天候によって必要なもの) 品名コメント かさ46~48cm程度。ワンタッチ傘や先の尖ったものは危険! レインコート傘をうまく持てない園児にとって、レインコートは必需品。ビニール製は暑いし、畳むとくっついて広げにくいのでポリエステル製がいいかも。通園バッグの上から羽織るとベター。 長靴徒歩通なら必需品。水たまりに入ってもOK。 コート(冬)制服の上着の上に着るので、ワンサイズ大き目を。【戻る】保育用品(生活編)毎日持って行くもの 品名コメント ○出席ノート登園したときにシールを張るかわいいノートです。入園式当日に配布されます。緊急連絡用ページへの記入をお忘れなく。 出席ノートカバー園から配布されるプリント類をはさめるようなカバーをつけるように指示をする園も。 コッププラスチック製。持ち手のついたもの。 コップ袋出し入れしやすいよう、口の大きいもの。 タオルハンドタオルの大きさで、端につるすための紐(ループ)を付けたもの。洗い替えが数枚必要。週1回持って行くもの 品名コメント ○上ぐつ園指定の場合も。塩ビが乾きやすくて便利。布製は防水スプレーで汚れ防止を。名前はかかと部分と足の甲あたりに。 上ぐつ入れ出し入れしやすいもの。横ファスナーやDカンはちょっと難しい。 ○スモック園指定の場合も。制服のない園では、トレーナーの上からでも着れるサイズを。前後がわかる工夫を。 座布団サイズは正確に。中のスポンジを出し入れできるようにしておくと洗濯しやすい。 座布団カバー防災ずきんと座布団を併用しているところはカバーが必要。大きめのMyマークを。 着替え下着類(シャツ、パンツ、靴下)の一式。 着替え袋出し入れしやすいように、口を大きめに。【戻る】保育用品(活動編) 運動のためのもの 品名コメント ○体操服上下園指定品。あんまりブカブカのものは危険。 ○カラー帽子園指定品。クラスによって色が決まっているので、クラス発表のあと購入申し込みをする。 体操服袋出し入れしやすいよう、口の大きめのものを。創作活動のためのもの 品名コメント ○お道具箱園指定の場合も。さまざまなサイズのものが市販されているので、まずロッカーの大きさをチェックしよう。 はさみ園推薦品がある場合も。刃先が丸く、握りやすいもの のり園推薦品がある場合も。ボトル入りのペーストタイプが多い。 クレパス園推薦品がある場合も。太巻きがいい。12または16色が一般的。 カスタネット木製。 鍵盤ハーモニカ園推薦品がある場合も。27鍵が多い。 鍵盤ハーモニカ袋鍵盤ハーモニカ自体はケースに入っているけど、子どもには持ちにくいため、手提げの袋があると便利。【戻る】給食・お弁当用品 品名コメント お弁当箱開閉の簡単なもの。少食の子なら240mlで十分。冬場お弁当を温める園はアルミ製も。 お弁当袋お弁当箱を園バッグに入れるなら、薄手のきんちゃくを。外に持つなら、手提げのバッグ型に。 ナフキンお弁当を包んだり、給食のときはランチョンマットに使う。 お弁当バンド園児はお弁当箱をナフキンで風呂敷包みができないので、バンドが便利。 給食袋おはしや歯ブラシを入れるもの。出し入れしやすいように、口の大きいものを。 はし竹箸が折れにくい。すべり止めがあるのも使いやすい。 はし入れ開閉が難しいときは、中身がでないような蓋つきの袋がいい。 スプーン・フォークフォークは先が丸いものを。 スプーン・フォーク入れ3点セットは×。開閉が難しく、パズルのようで仕舞うことができない。 口拭きタオル子ども用の小さいハンカチでOK。ミニタオルでも。 歯ブラシジョイントタイプは×。カバーがあれば清潔かも。【戻る】その他(特別行事用) 品名コメント リュックサック軽くて防水性のしっかりしているもの。ループ止めは×。 レジャーシートお弁当がおけて、子どもが1人座れるサイズ。大きすぎると畳むのが難しい。 水筒水筒の蓋は子どもの手より小さいものを。でないと開閉できない。ストローホッパーはバネが意外にかたいので、閉めるのが大変。 水着園庭にプールがあるところは、水着のままで外遊びをすることも。水着が破れることもあるので、いいものはいらないかも。 水泳帽学年別にカラーを分けている園も。 プールバッグ堅めのビニール製は角が尖っていてあぶない。やわらかめのものを。【戻る】ママ用グッズ 通園用品 品名コメント ママの通園服「ブランド系」「どろんこ系」など園によって雰囲気がちがいます。ある程度合わせておくほうが無難。 レインコート雨の日に下のおちびちゃんを連れての送り迎えは大変。傘をさしてもビショビショになるから、着ていったほうがいい場合も。 通園ぐつ脱いだり履いたりが便利なもの。急に園舎に入ることもある。 日傘・帽子・日焼け止め送り迎えだけで結構日焼けするから…。保育用品 品名コメント ネームシールアイロンシート記名するものが多いのであると便利かも。1度頼むと枚数が多いので小学校でも使えます。その場合はイラストなしを。苗字だけにすると兄弟で使いまわしできる。パソコンで自分で作っても。 ファイル用品幼稚園はプリント連絡が多いので、ファイル・ホルダー類で整理しておこう。 スリッパ教室に入るときに必要。来賓用スリッパは数に限りがあるので、できるだけ持参しましょう。携帯用スリッパはコンパクトだけど、意外と履きにくい。下のお子ちゃまにも上履きを(スリッパは滑るのでアブナイ。)お弁当用品 品名コメント お弁当用小道具アルミのカップやタレビンなど。いつも同じおかずでもバラエティーにとんで見えるかも。 お弁当用冷凍食品朝からフライは面倒!レンジでチンする冷凍食品は必需品。特別行事用品 品名コメント カメラ・ビデオカメラ幼稚園行事は必ず保護者を呼んでくれます。だからかわいい我が子の姿がバッチリ残せます。ただし、いい画像がほしいなら、いい機材にいい場所の確保を。バッテリーや媒体の予備も。 バザー用品バザーが開催されるなら、なにがしかのリサイクル品が必要。とっておこう。 手作り用バザー用品バザーで手作り品を作るなら材料が必要。コットンのハギレやリース台など残しておこう。入園準備用品リスト(手作り品)準備用品の注意 袋類は幼稚園によって細かくサイズが指定されています。入園説明会を待たずに準備を始めるのはNG。 ただし、園によっては「細かいサイズ」も目安程度というところもあるので、先輩ママの情報を確認しよう。 袋ものは直線縫いが多いけど、端の処理もあるし、サイズの指定が細かい場合は結構面倒。説明会がすめば即準備を開始しよう。 「持ち物には必ず名前とマークをつけること」といわれることが多いようです。子どもはまだ自分の名前が読めないため、「マイマーク」も必要というのがその理由です。 手作りの袋ものなどには「手作りで「アップリケ」や「刺繍」で自分の物とわかる印をつけてください」といわれることが多い。 手作りはニガテという人は、引き受けてくれる友だち、親戚がいればラッキー!「布を買うと作ってくれる」というサービスがある手芸店もあります(もちろん有料)。 手作りキットもありますが、結構高いし、結構手間もかかります。【戻る】手作り品リスト(袋もの) 品名一般的なサイズ(タテ×ヨコ)コメント 絵本袋(便利袋)30×40cm子どもは引きずって持つので破れやすい。底・角の部分に補強を。キルティングや厚手のデニム地が丈夫でいい。 鍵盤ハーモニカ袋22×50cm鍵盤ハーモニカ自体はケースに入っているけど、子どもには持ちにくいため、手提げの袋があると便利。 上ぐつ入れ28×18cm出し入れしやすいもの。横ファスナーはちょっと難しい。 着替え袋35×30cm巾着袋。出し入れしやすいように口を大きめに。 体操服袋35×30cm巾着袋。出し入れしやすいように口を大きめに。 コップ袋18×16cm巾着袋。出し入れしやすいように口を大きめに。 給食袋25×20cm巾着袋。おはしや歯ブラシを入れるもの。出し入れしやすいように口を大きめに。 お弁当袋25×30(マチ付)お弁当箱を園バッグに入れるなら、薄手のきんちゃくを。外に持つなら、手提げのバッグ型に。マチはお弁当箱のサイズで決めよう。 お箸入れ22×4cm蓋はマジックテープで止めるものが便利。 カトラリーケース(蓋10cm)17×9cm中身がでないような蓋つきの袋がいい。注意数字の単位はすべてcmです。巾着袋は、出し入れがラクなように口を大きめに。手提げのひもはあまり長くしない。【戻る】手作り品リスト(その他) 品名コメント 座布団サイズは正確に。中のスポンジを出し入れできるようにしておくと洗濯しやすい。 座布団カバー防災ずきんと座布団を併用しているところはカバーが必要。大きめのMyマークを。 出席ノートカバー園から配布されるプリント類をはさめるように、カバーをつけるように指示をする園も。 タオルのループ付け端にの紐(ループ)をつける。取れないようにしっかりつけておこう。 スモック制服のない園では、トレーナーの上からでも着れるサイズを。前後がわかる工夫を。入園のための生活準備入園前にこれだけは…(1)入園前に「これだけはしつけてください」という話は、入園説明会で説明があります。園によって若干の違いはありますが、たいていは生活習慣や基本的なしつけです。「入園するために」というより、生活する上で必要なことも多いので少しずつ生活の中で身につけていければOK。入園前からできるにこしたことはないけど、「入園までに何がナンでもできるように!」と、無理はしなくてもいいものみたい。幼稚園もそのあたりの事情はわかってくれているので、少しずつ親や友だちや先生からいい刺激を受けながら身につけていければいいようです。だからと言って、「親の言うことはきかないから、幼稚園の先生にしつけてもらおう」なんていうのはNGですよ。生活習慣は家庭でしつけるのが原則です。【戻る】入園前の生活準備(説明会資料から)早寝・早起きで、生活のリズムを持たせましょう。大人が夜型生活のために子ども達もどうしても夜型になりがち。でも、幼稚園が始まれば毎朝決まった時間に園に通わなければならないので、「今日は夜更かしをしたから、明日は朝寝坊ね!」はできない。というわけで、遅寝・遅起きちゃんは少しずつ朝型生活を変えていこう。昼寝をする子も、幼稚園が始まればだんだんなくなってくるようです。入園後はとても疲れるせいか早寝になる子も。 衣服の着脱は、時間がかかっても一人でさせましょう。幼稚園というところは、「園服を脱ぐ」「スモックを着る」「体操服を着る」などの「服を着替える」ことが意外と多い。通園服が自由なら、なるべく着脱が簡単なものを。ブラウスは可愛いけれど、長袖Tやポロのほうが脱いだり着たりは絶対ラクだし、時間もかからない。ズボンやスカートもウエストがゴム入りがいいかも。 ボタンの多い服、後にボタン・ファスナーのあるものもNG。でも、入園後しばらくは、「スモックを着ましょう!」「はい、スモックを脱ぎましょう!」とお着替えの練習を2時間くらいかけてやっているみたい(笑)食べ物の好ききらいをなくしましょう。何でも食べられるにこしたことないけど、食べられないならしょーがない。「大人になったら食べられるかもね。」って気長にいこう。無理じいは厳禁。お弁当持ちの園なら、子どもの好物を食べれるだけ入れておけばOK。(あまり栄養や偏食の矯正を期待しなくていいかも。)給食がある幼稚園で、食べることに問題ありなら、早めに先生に相談を。でも、最近では厳しい給食指導は少なく、「楽しく食事しよう♪」になっています。トイレは必ず毎朝ひとりで行かせましょう。「一人でトイレに行き、用をすませ、後始末をして教室に帰ってくる」という一連の動作を、入園したばかりのお子様に要求するのはちょっと厳しいかも。と、幼稚園の先生はわかってくれているので、はじめのうちは「おしっこ!」と言えば、ちゃんと連れて行ってもらえます。また、先生が気を付けてみてくれているので、変な顔していたり身体をくねくねさせていたら「おしっこ行きたいの?」と聞いてくれることも多い。慣れてくれば徐々に一人でできるようになるようです。 先生だって失敗されたら困るから、けっこう気を付けてくれているもの。 ただし園服が私服なら、トイレで困らない服を。こんな服はかわいいけどやめたほうが無難。サスペンダー付ズボンやコンビ(→1人で脱げない)堅めのデニムズボン(→1人で脱げない)丈の長いシャツ類(→すそが濡れてしまうおそれ)キュロットやサブリナパンツ(→脱ぐときにズボッと下に落ちてしまう)基本的に幼稚園ではオムツは禁止の場合が多い。でも3歳児で「オムツが取れてまだ日が浅い」という子なら、ママとしてはちょっと心配。でも、このくらいの年齢なら、遊びに夢中で気付いたときには「あっ~~~!」という失敗もよくあります。パンツの「おみやげ」をもって帰ってくる子が他にもいるので大丈夫!トイレトレーニングが完璧じゃない!って子も、友だちの様子をみて「自分も!」とできるようになる子が多いと聞きます。また、お腹がゆるく下痢気味の状態だと元気でも休ませるという人も多い。小の失敗は笑いですむけど、大きいほうの失敗はちょっと衝撃が大きいらしい。道路を安全に歩けるように、ふだんから教えましょう。子どもが幼稚園からもらってきた「交通安全ワークブック」に、こんな記述があります。『幼児が道路交通の場で、交通事故の危険を自ら積極的に避け、安全に振舞うことができる諸能力はまだまだ未熟です。にもかかわらず、親などの大人たちはとかく子どもの安全能力を過大評価している場合が少なくありません。』交通ルールについても、例えば、道路を「右みて、左みて、右みて渡る」と暗誦ができても、「本当に理解できているのか」どうかは別。子どもは「右に顔をむけて、左に顔をむけて、右に顔をむけて渡る」だったりします。(つまり、全然車などを認識していない。) 「見る」とは何か、「何を見るのか」が全くわかっていないことも。「見る」とは「何を見るのか」「どのあたりまでなら車が来ていても渡れるか」など具体的な説明を。朝と夜に歯をみがく習慣をつけましょう。幼稚園でも昼食後はハミガキがあります。ただし、子どもが一人でするハミガキで、虫歯予防できるかどうかはギモン。夜寝る前のハミガキはまだまだ親の仕上げ磨きがいるかも。顔や手を洗い、自分でふいて、タオルをかけるようにしましょう。子どもって、手を洗ったら服の裾でふくし、顔をあらえば、服の襟を引っ張り上げて拭く。(だから襟まわりの部分がすぐに伸びる。)でも、最近の園では食中毒の集団発生を怖れているので、特に手洗いには厳しくなっています。 持ち物に名前につけ、文字の形で自分の物だとわかるようにしましょう。幼稚園では一斉に購入したモノを使うことも多いため、自分のと人のものを間違えることもよくあります。まだ字か読めないうちは、名前が書いていてもわからないので、全ての持ち物にMyマークを付けます。ただし持ち物全て共通マークにすること。園の靴箱やロッカーにも、名前の横にMyマーク(花や虫、動物など)のシールを付けてくれています。その印さえ覚えれば、自分のモノや収納する場所がわかるようになっています。自分で鼻をかみ、紙の始末をするようにしましょう。子どもは、鼻水をズルズルすするか袖口で拭くというケースも多いけど、衛生上やっぱりティッシュでかむほうがいい。ポケットにティッシュやハンカチを入れて、すぐに使えるようにしておこう。紙の始末も、その辺りでポイにならないようにゴミ箱の前でかむといいのかも。中耳炎など病気があればお医者の指導に従おう。話し合いの時間と場を多くし、よい聞き手になってあげましょう。子どもの話って、頭の中にあることを事実と空想を交えて、それも思いついたことをポッと話すので、何がなんだかよくわからないこともいっぱい。まして園で起こったことは、ママは見ていないのでホントによくわからないもの。といっても「5W1Hで話せ!」は、まだまだ無理。ママの「詳しく知りた~い」という気持ちもよくわかるけど、「だ~か~ら、それは誰がやったわけ?」とか「だ~か~ら~、それはいつの話なの?」という質問はなるべく控えめに。 とにかく話を聞いてあげられれば○。子どももそれで満足してくれる。ただし、「幼稚園は楽しかった?」「友だちはできたの?」と、ママから矢継ぎ早に質問をしないこと。「「ママは楽しかった。友だちいっぱいできた」といってほしいんだ」と思わせると、ホントは困っていることがあっても、子どもは言わなくなると言われています。まぁ、園から帰ってきたときは「お疲れさまでした~」くらいの気分で待っててあげよう。お片付けは自分でやらせ、終わったらほめてあげましょう。幼稚園児でも一人でお片付けはなかなか難しい。できれば最初はママが手伝いながら、練習していこう。幼稚園だと、「あぁ~!○○ちゃん、一人だけやってな~い」って叫ぶお目付け役の子がクラスに数人必ずいます。ママが注意するより効果は大。(だからといって家でなんにもさせないのはNG。)名前を呼ばれたら、「ハイ」と答え、知人にあいさつができるようにしましょう。何かしてもらったら「ありがとう」と言えるようにしましょう。「あいさつ」はやっぱり「人間関係」の基本です。「はい」「いいえ」「ありがとう」に「おはよう」「こんにちは」など、きちんと言えるにこしたことはない。でもママが挨拶していれば子どももするようになるってしつけ本に書いてあるけど、おとなしい子はそれで��なかなかできないものみたい。「慣れてくれればできるかも」って気長に待とう。キチンと誰にでも挨拶するのがいいって思われているフシもあるけど、最近は変質者の出没が多くてコワイので、人見知りするくらいでちょうどいいかも。【戻る】入園前に、これだけは…(2)自分を守るために、意思表示ははっきりと幼稚園の先生は、困ったことがあれば親切に聞いてくれるし、お節介な子もクラスに必ず何人かいて何かと世話を焼いてくれます。でも、いくら先生が見てくれているといっても、1クラスに数十人。そうそう全てをめんどう見るのは不可能。「困っていること」があれば自分からはっきりと言わないと、誰にも伝わりません。また、「おもちゃを横取りされた!」「理由もないのに叩かれた!」など「理不尽なこと」をされたのなら、中途半端な笑みや態度でなく、毅然と「イヤ!」「やめて!」といい、先生や親にも伝える(言いつける)のが基本。 集団の中での自己主張は、自己防衛のためにも絶対に必要なことです。おとなしい子にはなかなか難しいことかもしれないけれど、やはり少しずつでも練習していきましょう。なかなか人前で話せないような子なら、始めに担任の先生に話しておいてあげましょう。最初は一人でできなくても、周りの大人の力や友だちの影響などでだんだんできるようになります。気をつけたいのは親のほう。子どもがハッキリ言わないからといって、親が先まわりして話していると、いつまでたっても子どもは自分からは意思表示をしません(しなくても生活できるから…)。大人が先回りしないで待つこと。結構大切なことだと思いました。人の話をしっかり聞く。先生の話、お友だちの話など人の話を集中して聞くことは大人になってからも必要な力です。ぼんやりしていて聞き逃した。聞き逃したことをそのままにしておいたり、自分勝手な判断でやってしまった…。いずれも大きな失敗につながってしまいます。「人間に口は1つしかないけれど、耳と目が2つあるということは、話す以上に「見る」「聞く」ことが大切だから…」などと言う人もいますね。学力の差は、この「「聞く力」の差」と言い切る先生もいるくらいです。確かにできる人は目で人の話を聞いています。耳と目で聞くのですから人の2倍の集中力で聞いているということでしょうか。幼稚園児ではなかなか難しいことですが、「1回で指示が通る」はこれから先の生活でも大切なことになります。また、人が話をしているときにとても気になる行為は、話のあとに「え?」と聞き返す。話の間、目が泳ぐ。大人でもそういう人がいますが、たいてい「人の話聞いてる?」と相手を不愉快にさせ、結局話や指示がうまく通らなくて、再び「イラっ!」とさせること必定です。特に「え?」はクセになっている子や人がいますよ~。とはいっても、人間いつもいつもスイッチをONにして、集中しているわけではないですからね。ぼんやりしていて「ついうっかり聞いていませんでした…」は誰でもあります。そのときは、「聞いていませんでした。すいませんがもう1度お願いします」と言えることもとても大切です。(幼稚園児ですから、「もう1回言って」くらい言えればOKでしょう。)【戻る】Copyright(c)2002-【戻る