JR京葉線、ドア開けたまま100km運行 駅員がシートで応急処置10日朝のラッシュアワー時に、JR京葉線で電車のドアが閉まらなくなってしまい、応急処置を施し、ドアを開いたまま発車した。この事態が起きた電車は、10日午前8時半ごろ、西船橋駅を出る東京駅行きのJR京葉線の普通電車。ドアのそばに立っていた乗客のリュックサックのひもがドアの戸袋に引き込まれ、ドアが閉まらなくなってしまったため、開いたままのドアをシートでふさぎ、電車はそのまま出発した。ドアには高さ140cmほどの黄色いシートを張って、駅員が乗車し、ドアを開けたままの状態で運行したという。駅員によると、電車でドアが開閉しないなどのトラブルが起きた場合は、駅員が1人乗車して、乗客が開いたままのドアに近づかないよう、安全の確保ができれば、黄色のシートをドアに取りつけて、運行することができるという。ただし、駅員が乗車できない場合は、代替車両を手配することになっている。この映像を見た利用客は、「行っちゃった、やばい、危ない」、「今初めて見てびっくりしたんですけど、ちょっと不安になりますね」、「海外とかで、開けっ放しの電車を見て、危ないと思っていたが、日本でもこんなことあるんだとびっくり」などと語った。ドアが閉まらなくなってしまった電車は8両編成で、乗客およそ2,000人ほどの満員状態で、およそ13分遅れで西船橋駅を発車した。東京駅までのおよそ30分間、時速100kmほどのスピードが出る区間もあったという。JR東日本は、下りはこの時間、上りよりも乗客が少ないとして、電車が東京駅に到着したあとも、そのままの状態で乗客を乗せて、西船橋駅まで折り返した。その後、車庫に戻ってドアを修理したという。(04/11 17:43)