警視庁公安部は22日東京都江東区のサイバネットテクノロジ社の張林峰(ちょう・りんほう)元社長(45)と同社を詐欺容疑で書類送検調べに対し「全て私の指示によるものです。会社の運営資金にあてるためだった」と容疑を認めている。社員に研修を受けさせたように装い、国の助成金をだまし取ったとして、警視庁公安部は中国人のIT会社元社長の男(45)を書類送検しました。 詐欺の疑いで書類送検されたのは、中国籍で東京・江東区のIT会社「サイバネットテクノロジ」の元社長の男です。元社長は2009年12月から2010年8月までの間、実際には中国に帰国していた従業員4人が社内研修を受けたように装い、国の助成金約72万円を不正に受給した疑いが持たれています。公安部によりますと、元社長は従業員に対してタイムカードや出勤簿を改ざんするように指示していて、「これまでに1500万円近く不正に受給した」と容疑を認めています。元社長は去年、サイバネット社を辞めた後、中国の通信最大手「ZTE」の日本法人の社長も務めていました。