羊肉かかげネズミ肉売る 中国で偽装3576人拘束2013年5月5日 00:26 カテゴリー:アジア・世界 【北京・久永健志】中国の公安当局は1月末から3カ月間、全国で食品安全に関わる犯罪の集中取り締まりを実施。キツネやネズミの肉を羊肉と偽って販売していた事件など計2010件を摘発し、容疑者計3576人を拘束。偽装肉などの肉製品約2万トンを押収した。 江蘇省無錫市では、検疫を受けていないキツネやミンク、ネズミなどの肉にゼラチンや色素を加えて作った肉製品を羊肉と偽り、2009年から江蘇省や上海市などで大量に売りさばいていたグループの容疑者63人を拘束した。また、病死した豚などの肉を販売したり、豚肉に水を注入して重さを水増ししていた事件などを摘発。有毒物質や病原菌を含む肉製品も押収したという。 中国では近年、食品偽装が相次ぎ「食の安全」に対する国民の不安や不満が高まっている。