第11課 けんぎょう(兼業) ・ 彼の家は農家といっても、お父さんが会社勤めをしている兼業農家だ。「兼営、兼業」 けんげん(権限) ・ 審判の権限で試合は中止になった。「権限、権力」 けんざい(健在) ・ 祖父は、田舎で健在だ。「健在」 ・ 彼の才能が健在であることをアピールした「保持原有状態」 けんぜん(健全) ・ 会社経営が健全である。「制度面の健全」 ・ 彼は健全な肉体と精神を兼ね備えている。「心身面の健全」 けんち(見地) ・ 消費者の見地からすると、この決定は妥当なものと言える。「観点、立場」 げんみつ(厳密) ・ 厳密な審査の末、彼女が選べれた。「厳密、周密」 けんめい(賢明) ・ あの人は賢明な人なので、考えを一度聞いてみた方がよい。「明智、高明」 けんやく(倹約) ・ 彼女は倹約家なので、貯金が増える一方だ。「節約、節省」 けんよう(兼用) ・ そのTシャツは男女兼用だ。「兩用、合用」 こうい(好意) ・ 彼は、彼女にひそかに好意を抱いている。「好意、美意」 こうきょう(好況) ・ 不況期が終わり、好況の兆しが見えてきた。「繁榮、景気」 こうこう(煌々) ・ クリスマスのイルミネーションが、夜空にこうこうと輝いていた。「亮堂堂、輝煌」 こうじょ(控除) ・ 父は、税金から祖母の分の扶養控除が受けられる。「扣除」 こうしょう(高尚) ・ 彼の趣味は、クラシック音楽の鑑賞と演奏で、実に高尚なものばかりだ。「高深、高尚」 こうたく(光沢) ・ こんな美しい光沢の生地は見たことがない。「光沢」 こうみょう(巧妙) ・ 詐欺師は巧妙な手口で、被害者を信用させた。「巧妙」 こがら(小柄) ・ 彼は小柄だが、一流の選手だ。「身材短小」 ・ 小柄な模様の服がよく似合う。「小花樣、碎花紋」 ここ(個々) ・ 条件や環境が異なるので、この問題は個々に検討すべきだ。「毎個、個自」 ここち(心地) ・ 上司にほめられ、天にも昇る心地がした。「感覺、心情」 ・ 寝心地のよいベッドを買う。「躺着的感覚」 こころえ(心得) ・ 敬語の使い方の心得がないようでは、社会人として失格だ。「知識、經驗、心得」 こころがける(心掛ける) ・ 普段からよく歩くよう心掛けてください。「注意、留心、留意」 こころざす(志す) ・ 彼は画家を志して、学校を退学した。「立志、志向」第12課 こころづよい(心強い) ・ あの人は、私たちにとって心強い味方だ。「放心、有把握」 こころぼそい(心細い) ・ あの山に登るのに、この装備では心細い。「心中沒底」 ・ 懐が心細くなる。「囊中羞澀」 こころみる(試みる) ・ 新しい企画を試みたが、結果は失敗に終った。「試試」 こころよい(快い) ・ 夕方の風が頬に快い。「愜意」 ・ 彼は私のお願いを快く引き受けてくれた。「痛快、爽快」 ごさ(誤差) ・ 多少の誤差を、最初から計算に入れて設計する。「誤差」 こじれる(拗れる) ・ 田中さんが参加したら、もっと話がこじれてしまった。「複雜化」 ・ こじれると手がつけられない。「別扭、執拗」 こだわる(拘る) ・ 済んでしまったことに、いつまでも拘っていてもしようがない。「執著」 ・ 小事に拘る。「拘泥」 こちょう(誇張) ・ 彼は、自分の手柄を誇張して言い過ぎる。「誇張、誇大」 こつ ・ こつをつかんでから、商売がうまくいくようになった。「秘訣、竅門」 こっけい(滑稽) ・ 彼女は、はたから見ると滑稽なほど、髪の手入れに執着している。「滑稽、詼諧」 ことごとく ・ 投資の失敗で、財産をことごとく失ってしまった。「一切、全部」 ことに(殊に) ・ 今年の冬は殊に冷え込みが厳しい。「特別、格外、尤其」 ことによると(事によると) ・ 約束はしたが、ことによると彼女はこないかもしれない。「或許、説不定」 こなごな(粉々) ・ ガラスが割れて粉々になった。「粉碎、粉末」 このましい(好ましい) ・ この頃、好ましくない事件が続いている。「可喜、令人滿意」 こべつ(個別) ・ 今日から2年生の個別指導が始まる。「個別」 コマーシャル ・ 今の子供は、コマーシャルのおかげで、何でも知っている。「商務的、商業廣告」 ごまかす(誤魔化す) ・ 彼は都合が悪いと笑ってごまかす。「敷衍、蒙混」 ・ 税金をごまかす。「舞弊、作假」 こまやか(細やか) ・ このぺンダントは、模様が細やかで美しい。「細致」 ・ 下町は人情が細やかだ。「深厚、濃厚」 こめる(込める) ・ この手料理は、母が心を込めて作ったものだ。「精心、貫注」 ・ 銃に弾丸を込める。「裝填」 こもる(籠る) ・ 部屋中にタバコの煙がこもってしまい、気分が悪い。「充滿、不通気」 ・ 家に籠る「閉門不出」 ・ 声が籠る。「聲音(口齒)不清楚」 ・ 内に籠る。「悶在、憋在」 こゆう(固有) ・ 能は日本固有の伝統芸能だ。「固有、特有」 第13課 こらす(凝らす) ・ 目を凝らしてのぞいてみると、水面下にきれいな魚が見える。「凝、集中」 こりる(懲りる) ・ 何度も失敗しているが、彼は懲りずにまた商売を始めた。「教訓、懲罰(因吃過苦頭而不敢再嘗試)」 こる(凝る) ・ 私は今、料理に凝っている。「熱中、狂信」 ・ 凝った模様のセーターを編む。「煞費苦、心下了功夫」 こんき(根気) ・ レース編みは、根気のいる仕事です。「耐性、耐心」 さいく(細工) ・ 手作りの家具は、細工が精巧で美しい。「工藝、精細」 ・ 陰で細工をする。「玩弄技巧、耍花招」 さえぎる(遮る) ・ 相手の言葉を遮ってしまい、口論になった。「遮攔、打斷、阻擋」 ・ 新ビルによって日光が遮られる。「遮蔽、遮擋」 さえる(冴える) ・ 疲れているのか、近頃顔色がさえない。「(否定)洩氣、失望、無精打采」 ・ さえた腕。「純熟、靈敏」 ・ 雨で紅葉がいちばんとさえる。「鮮明、清澈」 さける(裂ける) ・ 秘密にすると約束したので、口が裂けても言わない。「撕裂」 さしかかる(差し掛かる) ・ 橋の上にさしかかった時、向こうからやってくる母を見つけた。「路過、靠近」 ・ そろそろ雨季に差し掛かる。「臨近」 ・ 木の枝が塀に差し掛かっている。「垂懸、籠罩在」 さしず(指図) ・ 社長は部下たちに指図して、新しい契約をまとめさせた。「指示、吩咐、命令」 さしつかえる(差し支える) ・ あまり親しくなりすぎると、仕事にさしつかえる。「妨礙、有影響」 さする(摩る) ・ 父のくせは、考え込む時に、額をさすることだ。「摩撫、輕撫」 さぞ ・ そんな手紙が届いたなんて、さぞびっくりなさったことでしょう。「想必、一定是」 さだまる(定まる) ・ お天気が定まらないので出発できない。「穩定、安定」 ・ 方針が定まった。「決定、確定」 ざつ(雑) ・ あの人は雑な性格なので、よく小さな失敗をする。「草率、粗枝大葉」 さっする(察する) ・ 彼女の気持ちを察して、彼は優しい言葉をかけた。「推測 、揣測」 ・ こちらの事情も少しは察してほしいものだ。「體諒、諒察」 さっと ・ 冷たい風がさっと引き抜ける。「突然、驟然」 ・ メモにさっと目を通す。「很快」 さっぱりする ・ シャワーを浴びてさっぱりした。「爽快」 ・ 今日は何かさっぱりしたものが食べたい。「清淡、不油膩」 ・ 売り上げがさっぱりだ。「冷清、糟糕」 ・ 試験のことはきれいさっぱりと忘れてしまった。「完全、徹底」 ・ さっぱりした身なりをしている。「整潔、利落」 さなか(最中) ・ 食事の最中、歯が痛み出した。「正當中、最高潮」 さほど ・ あの人は、さほど怒りっぽいわけではない。「(並不)那様」 サボる ・ 彼女は、会社をサボってバーゲンに行った。「怠工、偸懶」第14課 さわる(障る) ・ 彼の言うことは、いちいち気に障る。「得罪、傷害感情」 ・ 夜ふかしは健康に障るぞ。「妨礙」 さんび(賛美) ・ 彼女気高さを、皆が賛美した。「賛美」 しあがり(仕上がり) ・ 料理長は、すべての料理の仕上がりをチェックする。「完成情況、做好準備」 しあげ(仕上げ) ・ あの大工さんの仕上げは、いつもきれいだ。「作完的結果」 ・ 仕上げが肝心。「一錘定音」 しいて(強いて) ・ こんな雨なのだから、強いて出かけることはない。「勉強一定」 しいる(強いる) ・ 近所の付き合いで、商店会の行事に寄付を強いられた。「強迫」 しいれる(仕入れる) ・ その日の朝に仕入れた新鮮な材料で、料理を作る。「購入、買入」 ・ インターネットで最新情報を仕入れた。「取得、獲得」 しかける(仕掛ける) ・ 明日の朝、早起きするため、目覚まし時計を仕掛けた。「設置、佈置」 ・ いたずらを仕掛ける。「挑衅」 ・ 夕食の準備をしかけたところで電話が鳴った。「開始做」 ・ しかけてやめだ。「途中」 しきる(仕切る) ・ 今回のパーティーの進行を、彼が仕切る。「主持、掌管」 ・ 部屋を二つに仕切って姉妹で使う。「隔開」 しくじる ・ 今度はしくじらないよう、準備を万全にして試験に臨んだ「失敗、失策」 しくみ(仕組み) ・ 世の中の仕組みには、ときどき納得のいかないところがある。「規定、結構」 じざい(自在) ・ 彼は新しい機械を自在に操る。「自由自在」 しじ(支持) ・ 彼女の提案は、支持された。「支持、擁護」 したごころ(下心) ・ 彼が急に親切になったのは、下心があるからに違いない。「用心、企圖」 ・ 彼のしたごころを見抜く。「内心、本心」 したじ(下地) ・ 彼女は下地ができていたので、上達が早かった。「素質、基礎」 したしらべ(下調べ) ・ 今日の公開授業のため、入念な下調べをした。「預習、預先調査」 したどり(下取り) ・ 古い自動車を下取りしてもらい、新車を少々安く買った。「用舊物折價貼換新物」 したび(下火) ・ 1時間の消火活動で、火はようやく下火になった。「衰退、微弱」 シック ・ この部屋のインテリアはとてもシックだ。「雅致」 じっくり ・ 旅行の計画を友人とじっくり相談する。「仔細的、踏踏實實」 しつけ(躾け) ・ 彼女はしつけの厳しい家庭で育った。「教養、家教」 しとやか(淑やか) ・ あの人の歩き方は、しとやかで上品だ。「端莊、穩重」 第15課 しなびる(萎びる) ・ 水をやり忘れたので、花がしなびてしまった。「枯萎」 しなやか ・ 体操選手の体は、とてもしなやかだ。「柔美、優美」 しのぐ(凌ぐ) ・ 輸出の増加は、円安当時をしのぐ勢いだ「擺脫、抵御」 しぶい(渋い) ・ このお茶は渋すぎる。「澀」 ・ 彼女は若いわりに、洋服の好みが渋い。「素雅、質樸」 ・ 娘の話を聞いて父は渋い顔をした。「不快、不満意」 しぶとい ・ 彼はしぶとい打者なので、ここでピットを打つかもしれない。「頑強」 ・ まったくしぶといやつだ。「頑固、倔強」 しみる(染みる) ・ 寒さが厳しく、骨身にしみる。「刺(骨)」 ・ Tシャツの背中に汗がしみ出ている。「染上、滲浸」 ・ 教訓が身にしみる。「銘刻」 しめい(使命) ・ 与えられた使命を実行する。「使命」 しや(視野) ・ 視力が落ちていなくても、視野が狭まったのなら、眼科で受診したほうがよい。「視野」 ・ 彼は広い視野に立ってものを考える。「眼界」 じゃっかん(若干) ・ 予算が若干余ったので、新しいテレビを買った。「若干、少許」 ジャンル ・ 本棚の本をジャンル別に整理してください。「種類、体裁、流派、風格」 しゅうし(終始) ・ 彼の言い分は終始一貫していた。「從頭到尾」 しゅうちゃく(執着) ・ 父はこの土地に執着しているので、引っ越すことはないだろう。「留戀、執著、貪戀」 じゅうらい(従来) ・ 従来どおりのやり方には限界がある。「一如既往」 しゅくめい(宿命) ・ 何をやっても失敗ばかり、これが宿命なのだろうか。「宿命」 しゅっせ(出世) ・ 彼は確実に出世するだろう。「成功、発跡、晉升」 じゅんじる(準じる) ・ この場合は、今までの規則に準じて処罰するしかない。「以...為標準」 しよう(仕様) ・ もはやどうにもしようがなかった。「辦法」 ・ 箱の中にやり方の書かれた仕様書がある。「規格」 じょう(情) ・ 私は二人の情にうたれ、協力を申し出た。「情面、人情」 しょうする(称する) ・ あの人は、自分を完璧主義者と称している。「自稱」 ・ 病気と称して会社を休む。「假稱、僞稱」 しょざい(所在) ・ 宮城県の県庁所在地は仙台だ。「所在地」 ・ 責任の所在を明らかにする。「所在」 しょじ(所持) ・ 彼はいつもパスポートを所持している。「持、携帯」 しょっちゅう ・ 彼は、しょっちゅう遅刻している。「經常、総是」