90日間 英語の勉強外国語が話せるようになりたいなら、外国語を話す練習をするべきなのです。■短時間で外国語を学習するための基本的戦略1.正しい教材やツールを手に入れる。例えば、文法についての本、暗記用ツール、映画や本など。2.個人レッスンを受ける。最低でも最初の1カ月間は必要で、1日4時間が理想的です。3.学んでいる外国語しか使わないようにする。会話中に言いたい単語が出てこなかったときは毎回記録して、 暗記用ツールに入力しましょう。毎日単語を復習したり、実際に使って練習したりするのも忘れずに。4.外国語を話す友達や語学パートナー(双方の母国語を学び合う仲間)を作って会話の練習をする。個人レッスンで簡単な会話ができるようになったら、ネイティブスピーカーの友達を作りましょう。周りに適当な人がいなければ、その外国語が話されている国に滞在することも検討してください。グループ形式のレッスンを始めるのもいいでしょう。大事なことは、話す練習を毎日欠かさないこと。そして、日本語は極力使わないようにすることです。お気づきの通り、これは非常に密度が高い学習内容で、徹底的に集中する必要があります。3カ月間で言語を習得するのは簡単ではないので、これは仕方がないと言えます。ただ、もっと時間をかけて学習したい場合や、外国に滞在して1日4〜8時間も学習するのが状況的に難しい場合は、計画を修正することも可能です。この際、「3カ月間の集中コース」か「もう少し長期のゆっくりコース」ということになりますが、どちらにしても毎日学習することは必須です。毎日20分間の学習は、1週間に数時間の学習よりずっと効果的だと覚えておきましょう■1〜30日目までの学習プロセスその言葉が話されている国に滞在することを強くオススメします。積極的に学ぶこと。1日30語を目標にしてください。75種類の単語がその言語全体の40%を占める200種類の単語がその言語全体の50%を占める524種類の単語がその言語全体の60%を占める1257種類の単語がその言語全体の70%を占める2925種類の単語がその言語全体の80%を占める7444種類の単語がその言語全体の90%を占める13374種類の単語がその言語全体の95%を占める25508種類の単語がその言語全体の99%を占める※注 語彙素とはある単語の動詞活用形、複数形、品詞や語形変化したものを1つの単位としてカウントしたものです。例えば、go - goes - went - gone - goingは同じ語彙素として数えられます。ここでは語彙素(lexeme)を1単語としています。外国語の80%の理解ができるようになるには3000語を学ぶ必要があるわけです。■31〜60日目までの学習プロセス学習を初めて1カ月を過ぎれば、外国語の会話にできる限り飛び込んでいくようにしましょう。1カ月間、集中して個人レッスンを受けた後なので、簡単な会話ができるようになっているはずです。日本人同士でも外国語で話すルールを作るなど、できるだけ外国語で会話するようにしましょう。会話である程度の理解ができるようになっているので、毎日数時間の練習も苦痛ではないはずです。1日30語の学習を続けてください。■61〜90日目までの学習プロセス学習を始めて60日がたったころであれば、スピーキングは上達したと感じるはずです。会話の練習を続けて、語学パートナーとはより深い話をするように心がけましょう。1日30語の学習は欠かさず、これまで覚えた単語を使って練習することも忘れずに。これを続ければ、3000語(すらすら話すには十分な単語数)に近づいていくでしょう。この段階では、外国語のテレビ番組や、読書に挑戦できると思います。学んでいる外国語のDVDを見て、ストーリーについていけるか試してみてください。必要であれば字幕をオンにしても大丈夫です。難しかったとしても心配する必要はありません。映画のストーリーについていくのは一対一の会話についていくよりずっと難しいからです。その調子で数時間の練習を毎日続けてください。その月が終わるころには、かなり上達したと感じるはずです。